おだわら・街・妄想ワークショップvol.2
こんにちは。Cannomaru運営事務局です。
今回は4/20(土)に行われたおだわら・街・妄想ワークショップvol.2の
レポートをお届けします。
ぜひ最後までお付き合いください!
目次
・第1回街・妄想WS振り返り
・第2回街・妄想WSのテーマ「妄想を形にしてみよう」
■場所のコンセプト
■テーマ
・ワークショップレポート
・ワークショップスタート
・シーンを体験してみよう!
・ディスカッション
・発表
【日常的な活用】
■日常グループのまとめ
【季節のイベント的活用】
■季節グループまとめ
・最後に
第1回街・妄想WS振り返り
1回目の街・妄想WSでは「楽しい日常をつくるためのコンテンツを考えよう」をテーマに、対象地である弁財天通り沿いの芝生スペースがどのようになったら日常的に楽しめるスペースとなるか、まずは妄想ベースで様々なアイデアを出してもらいました。
様々な妄想が出た中で、
●日常的なコンテンツについて
●日常を彩るアイテム
●イベントや夜の活用について
●コミュニケーションを促すツール
に関してのアイデアが多く出されました。
また、それを実現するうえで
●ルール作り
●対象地を自由に使える仕掛け
●日常的に遊んだり・くつろいだりするためのアイテムをしまう場所
が必要ではないかというまとめがありました。
(1回目の街・妄想WSのレポートもありますので、まだの方はこちらから↓)
第2回街・妄想WSのテーマ
「妄想を形にしてみよう」
第2回目の街・妄想WSは「妄想を形にしてみよう」をテーマに
前回のWSで出された妄想を実際に形にし、対象地の弁財天通り沿い史跡整備予定地で日常的に楽しめる空間として実現するために具体的に何が必要かを考えていきます。
前回のWSを踏まえて、場所のコンセプトと妄想を実現させるうえで必要なものとして
テーマを2つ設定しました。
また、この場所は「史跡整備予定地」ということもあり、史跡を保護するために地面を掘ったり、杭を打ったりと地面を傷つける行為ができません。
常設が難しいといった史跡だからこその制限もあり、それを考慮したうえで日常的に楽しめる方法として、椅子やテーブル、道具等は使ったら元に戻せるような場所の使い方を考えていくこととしました。
■場所のコンセプト
「自然に入りやすく、誰もが自由に楽しめる広場」
前回のWSでは「白いキャンバス」というワードもあったように、誰でも自由に多様な活用ができる場所が必要という意見が多く挙げられました。気軽に入って来れて、自由に、誰でも楽しめる場所をイメージしています。
■テーマ
①日常的な活用を考える
日々の生活の中でフラッと入れて気軽にくつろいだり、色々な楽しみ方できる場所になるためには何が必要か、下記2つの視点から考えていきます。
⚫︎日常を彩るアイテム、道具
⚫︎みんなが入りやすい空間になるための仕掛け
②季節のイベント的活用を考える
日常的に活用されることをイメージしつつも、この場所で季節ごとにイベント的な楽しみ方ができたら楽しいのでは?という意見もたくさん挙げられました。今回の実験でもスピンオフ的に実施していきたいと思います。
実際に実行するコンテンツとそれに伴う広報や情報発信も一緒に考えていきます。
⚫︎「夏の夜」に実験するイベントアイデア(星空映画、夜市など…)
⚫︎場所やこの取組の魅力を伝えるための情報発信・広報
さらに、どちらのテーマにも共通して考えてほしいポイントとして
「自然とコミュニケーションが生まれる仕掛け・仕組み作り」を挙げました。
前回のWSの中でもこの場所を通じてコミュニケーションが生まれるような環境であってほしいという声が多く出ました。
空間やアイテムを考える際も、イベント的な側面においても、自然と「コミュニケーション」が発生するような仕掛けや仕組みを頭の片隅に入れながら一緒に考えていくことを今回のWSのポイントとしてお伝えしました。
ワークショップレポート
前回に引き続き参加いただいた方や今回からの参加の方など、
今回も21名の方にご参加いただきました。
ワークショップスタート
最初に前回のおさらいと今回のテーマや場所の特性など今回のWSのポイントをイントロダクションとして説明しました。
その後は場所を対象地である弁財天通り沿い史跡整備予定地に移し、
ワークショップを行いました。
シーンを体験してみよう!
場所を移した後には、日常的な活用を考えるチームと季節のイベント的活用を考えるチームの大きく二つに分かれ、実際にアイテムを使って
弁財天通り沿いの芝生スペースで思い描いたシーンを体験してみました。
今回は、前回に皆さんが妄想したシーンを実際にアイテムを使って体験してもらおうと屋外用のテーブルやイス・遊具・蓮の葉マットなどを用意しました。
また、子供達にも弁財天通り沿いの芝生で遊具やBIGジェンガなどで自由に遊んでもらい、楽しんでもらえるような設えとしました。
この日もいい天気で、参加者の皆さんは思い思いに椅子や蓮の葉マットを広げて楽しんでいました。
また、参加者のお子さんだけでなく、通りすがりに遊びに来てくれた親子連れなど多くの子供達が芝生で遊び、にぎやかな光景となりました。
子供達が楽しそうにシャボン玉や大きなサッカーボールで遊ぶ姿を見ていると、より一層この場所が多くの人が楽しく過ごせる場所となるイメージが湧いてきました!
シャボン玉で多くの子供達が楽しそうに遊んでいました
ディスカッション
体験の後はディスカッションに入っていきますが、
その前にそれぞれのグループで少しアイスブレイクを行いました。
お題は「居心地よく過ごせた広場の思い出」。
考えてきてほしいこととして事前に参加者の皆さんにこのお題をお伝えして、皆さんと共有できたらとアイスブレイクの時間を設けました。
子供の時を思い出して、楽しかった広場の思い出を話してくださる方や
幼稚園の先生をされている方は、子供達が楽しんでいた広場のエピソードをシェアしてくださったりと様々な広場のエピソードが出てきました。
自分や他の参加者の方のエピソードで、場所の活用のヒントにもなったのではないかなと思います。
参加者の方の人となりが分かり、面白いアイスブレイクでした!
アイスブレイクの後はいよいよ本題のディスカッションに入っていきました。
日常的な活用を考えるグループはさらに2つのチームに分かれ、
日常を彩るアイテム・入りやすくするための工夫の2つの視点についてそれぞれのチームでディスカッションを行いました。
季節のイベント的活用を考えるグループは全体で体験をした後、
イベントを考えるチームと情報発信・広報を考えるチームに分かれディスカッションを行いました。
ディスカッションの途中にはそれぞれ日常グループ・季節グループごとに一度集まり、途中経過を報告し合い、情報共有を行っていました。
発表
それぞれディスカッションを行った後は全体で発表を行いました。
まずは日常的な活用の2チームの発表を行いました。
【日常的な活用】
■チームA
チームAの発表の様子
テーマ:それぞれの人がそれぞれの時間を自由に楽しく過ごせる広場
→マイルドであり、スパイシーなクセになる広場
●日常の設え
・マットがアイコン的になりそう
→マットにおすすめの使い方が書かれたQRコードを付ける
・フェンスを活用した棚を設置する
→本を置いたり、ロッカーのようにアイテムを設置して出し入れできるようにする
・Wi-Fiがあると過ごしやすそう など
●入りやすくするための工夫
・フェンスに子供の絵を描いてもらう
・広場のエリアごとの使い方マップ
・アイテム持ち込みOKということを分かりやすく表示する
・ライトアップする
・地元の店舗のUber eatsできるところを増やして、
テイクアウトできるようにする など
■チームB
チームBの発表の様子
テーマ:つながる はぐくみing PARK ~子供・大人・地域 遊んで守ろう~
●日常としての設え
・周辺店舗からテイクアウト
・カラフルな提灯
・防災的な要素を持たせる
(防災倉庫としてアイテムの保管を兼ねた倉庫を置く・ソーラーパネル
・防災イベントを実施する など)
・芝生や屋外の空間を活かした遊びができる場所
(寝っ転がる・四つ葉のクローバー探し・シロツメクサで花冠をつくる)
・もくもくコーナー(一人で過ごしたい人のためのエリア分け) など
●入りやすくするための工夫
・フォトジェニックなオブジェ
・蓄光塗料を使ったペイント
・場所に親しみを持てるように名前を付ける など
日常グループのまとめ
Aチームでは、マットの活用やフェンスを使った棚の設置などアイテムについての意見が多く出されました。Bチームではこの場所を日頃からみんなが使うことで非常時にも活用出来たらいいのではないかという防災的視点の意見などが出されました。
両チームで共通して出された意見としては、日陰をつくる案や地元の店舗と連携してテイクアウトできるようなアイデアが出されました。
【季節のイベント的活用】
■イベントチーム
イベントチームの発表の様子
コンセプト:お金を介さない夏祭り(自己表現の交換・物々交換)
イベント内容:
自己表現(歌やダンスなど)をした人にお金ではない物を対価として渡すイベント。
例)一曲引いたら野菜がもらえた
イベントのその他コンテンツ
・不要になったもので子供達が工作するクリエイティブなブース
・盆踊りで最後は打ち上げ
・旧商工会議所の白い壁にプロモーション映像や自己製作の動画などを映す
■情報発信・広報チーム
情報発信・広報チームの発表の様子
コンセプト:地元の人が地元を再発見する
ターゲット:地元のファミリー層中心
主なプロモーション方法:
チラシやポスター掲示などアナログな方法を主としたプロモーション
SNSやインターネットよりチラシやポスター、ローカルメディアなどアナログな情報発信を主とすることで、地元のファミリー層やより幅広い年代の方に知ってもらえるのではないかという結論が出ました。
また、フォニックスソング(アルファベットの文字の発音を覚えられる歌)を小田原版で作成しYouTubeで発信することで子供の勉強や外国人観光客にもアピールできるのではないかというアイデアも出ました。
■季節グループまとめ
イベントは自己表現した人に対してお金ではなはないもので交換するというユニークなイベント案が出ました。
物々交換のような形で何がもらえるか分からないワクワクや、様々な人とコミュニケーションが生まれそうな面白いイベントとなりそうです。
情報発信・広報チームも地元の人が改めて地元の良さに気づけるをコンセプトとし、あえてチラシやローカル紙などアナログな発信方法にする方が、小田原ではより多くの人に届けられるのではないかという意見になりました。
ワークショップの最後には参加者の皆さんが会話を楽しみながら親睦を深められていたのが印象的でした。
裏テーマとしている「まちのことを考えていく仲間をつくろう」
参加者同士で自然と会話が盛り上がっている様子が見られ、このWSを通じて新たな繋がりが生まれているようでした!
最後に
今回も大変多くの方にWSにご参加いただくことができました。
1回目から続けて参加してくださった方・1回目、2回目でそれぞれ参加くださった皆様、ありがとうございました!
今回のWSでの意見をもとに、弁財天通り沿い史跡整備予定地で妄想を形として日頃から楽しめるような場所となるような実証実験に向けて進んで行きます。また、季節のイベントも実証実験と並行してスピンオフのような形での実施していきます。
全2回に渡って行ってきました「おだわら・街・妄想ワークショップ」は今回で終了となりましたが、ここをスタートとして今後実証実験の実施に向けて進めてまいります。
実証実験は梅雨明け頃を予定しており、それまでの期間も準備などを皆さんと一緒に活動していけたらと思っております。
実証実験に向けての活動にも引き続きご参加いただけると幸いです。
また、WSに参加できなかった方や興味を持っていただけた方の
これからの参加も大歓迎です!沢山の方に仲間に加わっていただけたら嬉しいです。
今回で街・妄想ワークショップのレポートは最後となります。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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